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教員について
担当教員は経済学系の公共政策論が専門です.計量経済学(クロスセクション,タイムシリーズ,連立方程式など)の手法を使って政策分析をし,エビデンスを元に政策選択し政策提言につなげています.少子高齢化を迎え大学経営が今後どのように変化し,どのような政策をとれば大学の質が今後も担保できるのかについて研究してきました.
最近では日本全体の政策ではなく「局所的な」政策,たとえば,買い物弱者対策,低速電動交通・グリーンスローモビリティが地域に与える効果について研究しています.
社会的課題を解決するためにツールを駆使しますが,手元にあるツールがあるからそれを使うために社会的課題を探すことはしません.手段を目的化することはしません.
教員は,perlの他にpython,R,STATA,VBA,地理情報システム(QGIS)をツールとして使います.正規表現,イラレ,エクセルを文房具として使います.メカニカル・パンタグラフのキーボードとMacを好みです.SE30時代からのユーザーです.いまだに,MS-IMEとWordと秀丸より,かわせみ3とEGWordとJeditを愛用しています.シャープのポケコンから始まって,DOS3.3A以降使っていますが,窓Sは好きになれません.でもエクセルは窓S版で作業する方が圧倒的に早いです.
ゼミについて
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ゼミは普通の授業とは異なります.授業の一つとしてゼミを考えている人には向きません.ゼミは,教員との距離が近いですし,みなさんが受身ではいられない相互的なものです.
公共政策ゼミは「忙しいゼミ」というイメージが定着しているようです.確かに勉強やフィールドワーク,課外活動にそれなりに忙しいゼミです.毎日曜日が潰れるという噂が流れていますが無理にスケジュールを組むことはありません.その他,その年に協働する自治体のプロジェクトがあり参加が前提です.しかし,卒業後,忙しかったという印象を持つ卒業生はいないようです.忙しいですが,手厚いゼミだと自負しています.
「公務員になれる」というイメージを持っているようですが,ゼミでは公務員になった後の政策,あるいは公務員でなくても社会課題を解決する際の考え方などをターゲットとしています.結果的に公務員になる人が多いゼミですが,公務員になるためのゼミではありません.自分のためではなく周囲の人を先に考える人に公務員・社会人になってほしいと思っていますし,その方が市民のためでもあります.
こんな方におすすめ
卒業してから,業務あるいは余暇に社会的課題の解決に積極的に関わっていきたい人に向いています.ゼミでの研究や体験を受け身で消化するのではなく,積極的にゼミに関わっていきたい人,を待っています.
その他
分析方法や論文の書き方についてはもちろん教員がサポートします.それなりに大変とは思いますが,努力した分の成果はきっちり返ってくることは保証します.自分自身の生活の安定のために公務員になることが目標の人は求めていません.公務員になるのは目的ではなく,公共的な課題を解決し,地域の力になるための「手段」です.「安定しているから」といった個人的な動機だけで公務員になることは地域社会にとって不幸なことです.地元の課題解決,地域の力になりたいと思っている人は,是非入ゼミを検討してください,お待ちしています.